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両候補、最後の訴え熱く

2019年2月3日

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 3日に投開票される愛知県知事選は2日、選挙戦最終日を迎えた。新人榑松(くれまつ)佐一さん(62)と現職大村秀章さん(58)はともに名古屋市内を中心に駆け回り、有権者に最後の訴えをした。

 榑松さんは栄や大須の繁華街など人通りの多い計二十一カ所でマイクを握り「結婚、出産、子育てなど、希望する誰もが普通の暮らしを実現できるよう、教育、福祉、医療重視の県政に変えよう」と呼び掛けた。

 夕方からは支持者ら百人と市中心部を握手を求めながらの練り歩き。午後八時前、栄で最後の演説に臨み「五年、十年後のために今、お金の使い方を変える必要がある。アイチはサイチ。ぜひ知事に押し上げてほしい」と締めくくった。

 大村さんは、早朝から名古屋駅などで街頭演説。自民党衆院議員らも応援演説に駆け付けた。こちらも中心市街地を練り歩きながら支持を呼び掛けた。

 最後の演説場所に選んだのは名駅前。二〇二七年のリニア中央新幹線開業を見据えたインフラ整備を確実に進めると決意表明し「二期八年の任期中に県の経済はV字回復し、好循環が続いている。さらに経済を強くし、雇用を広げ、すべての人が活躍できる愛知にしていきたい」と訴えた。

(中尾吟、安藤孝憲)

 

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