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3日に投開票

2019年2月2日

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 愛知県知事選は三日投票、即日開票される。立候補しているのは、ともに無所属で県労働組合総連合(愛労連)議長の新人榑松(くれまつ)佐一氏(62)と三期目を目指す現職大村秀章氏(58)の二人で、二期八年の大村氏の県政運営への評価が問われる。

 共産党の推薦を受け、暮らし重視を主張する榑松氏が、立憲民主、国民民主、公明各党と自民党県連の推薦を受ける与野党相乗りの大村氏に挑む。

 選挙戦で榑松氏は、高校卒業までの医療費無料化など医療や福祉、教育の充実を公約の柱に据え、「誰もが普通の暮らしができる県政に」をキャッチフレーズに掲げた。リニア中央新幹線や中部国際空港の二本目滑走路、設楽ダムの建設見直しなどを訴えた。

 一方の大村氏は、二〇二七年のリニア開業を見据えた名古屋駅の再整備や県内交通網の強化、ジブリパークによる地域の魅力向上を主張。「人が輝くあいち」とのフレーズを掲げ、榑松氏の主張する医療や福祉でも特別支援学校新設などの実績を強調している。

 両候補は二日、ともに名古屋市内を遊説して回り、十七日間に及ぶ選挙戦の最後を締めくくる。

 

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