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LGBT支援団体の公開質問、候補者の回答公表

2019年1月29日

 性的少数者(LGBT)らの支援団体「レインボーなごや」は二十八日、知事選の候補者へのLGBTに関する公開質問状の回答を公表した。

 公的書類から性別欄を削除することなどの賛否を問う選択式の四問と、LGBTに関する政策案を尋ねる記述式の二問。県労働組合総連合(愛労連議長)の新人榑松(くれまつ)佐一さん(62)は性別欄の削除に「賛成」と答え、記述回答では「性的少数者を含め全ての県民の尊厳や権利が侵されない社会」の実現を訴えた。現職の大村秀章さん(58)からは二十七日の期限までに回答がなかった。団体は回答が寄せられ次第、ホームページやツイッターで公表する。

 団体は県選管にも投票所でのLGBTへの配慮を文書で申し入れた。投票入場券への性別の記載や、投票所での本人確認の際に性別を口頭で聞くことをやめるよう求めた。県選管は既に二〇一七年十月の衆院選から、要請に基づく配慮の実施を市町村選管に周知している。団体によると、今回の知事選では弥富市などを除く大半の市町村で入場券の性別欄が削除された。

 

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