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現新2氏が届け出 2月3日投開票

2019年1月17日

愛知県知事選が告示され、第一声を挙げる榑松佐一氏(右)と大村秀章氏(左)=17日、名古屋・栄で

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 愛知県知事選が17日告示され、新人で県労働組合総連合(愛労連)議長の榑松佐一氏(62)と、3期目を目指す現職の大村秀章氏(58)の無所属2人が立候補を届け出た。一騎打ちとなる公算が大きい。大村氏の2期8年の県政運営への評価を主な争点に、17日間にわたり論争が繰り広げられる。投票は2月3日で、即日開票される。

 榑松氏は共産党の推薦を受ける。大村氏は立憲民主、国民民主、公明各党と自民党県連が推薦し、前回選に続き、国政の主要政党が相乗りして支援する。2027年のリニア中央新幹線開業に向けた社会基盤整備や、自動運転など次世代産業育成による経済成長の継続を唱える大村氏に対し、大型事業を見直して医療や福祉、教育など暮らしを優先する県政への転換を訴える榑松氏が挑む構図だ。

 届け出を済ませた2人は名古屋市内で出発式を開いた。榑松氏は支持者らを前に労働組合で貧困の現場と向き合ってきた経験を振り返り「暮らしを守り、困っている人を全力で応援する愛知県政をつくります」と変革を訴えた。

 大村氏の出発式には与野党の国会議員らが顔をそろえた。第一声で大村氏は、中部国際空港の2本目滑走路やジブリパークの整備に向けた意気込みを語り「地域を元気にし、愛知の都市力をアップさせ、魅力を世界に発信していく」と力を込めた。

 届け出は午後5時に締め切られる。

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