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17日告示、2氏出馬へ

2019年1月16日

 愛知県知事選は十七日、告示される。三期目を目指す現職の大村秀章氏(58)と、県労働組合総連合(愛労連)議長の新人榑松(くれまつ)佐一氏(62)が立候補を予定している。大村氏の二期八年への評価などが問われることになる。二月三日に投票、即日開票される。

 大村氏は立憲民主、国民民主、公明各党と自民党県連の推薦を受ける。二〇二七年のリニア中央新幹線開通をにらみ、名古屋駅の利便性を向上させるスーパーターミナル化や、自動車、航空宇宙産業の活性化を唱える。県国際展示場整備、アジア競技大会誘致、子どもの貧困対策といった実績もアピールする。

 榑松氏は共産党の推薦を受ける。中部国際空港の二本目滑走路整備計画や設楽ダム建設など、大村氏が推進する大型事業への反対を表明。「住民の暮らし優先」を掲げ、高校卒業までの子ども医療費無料化や国民健康保険料の引き下げなど医療・福祉の充実を訴える。中小企業支援による経済活性化も唱える。

 大村氏と共産推薦候補が争う同じ構図だった前回知事選の投票率は史上二番目に低い34・93%だった。

 

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