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子ども医療無料化を拡大 榑松氏が公約発表

2018年12月22日

 来年二月三日投開票の愛知県知事選に立候補を表明している県労働組合総連合(愛労連)議長の新人榑松(くれまつ)佐一氏(62)が二十一日、県庁で記者会見し、子どもの医療費無料化の拡大などの公約を発表した。「誰もが普通の暮らしをできる県政を実現する」と述べた。

 医療、福祉の充実を公約の筆頭に掲げ、高校卒業までの医療費を県と市町村の負担で無料とすることや、県費を投入して国民健康保険料を一万円引き下げることなどを盛り込んだ。若者や子育て世代の支援策では、県営住宅に単身者が入居できるように条例改正することや、保育、学童保育の拡充を重点に挙げた。

 外国人労働者の受け入れ拡大に伴い、会員制交流サイト(SNS)を使った相談窓口の設置を提唱した。

 中部国際空港の二本目滑走路や設楽ダムの建設、カジノを含む統合型リゾート(IR)施設の誘致には反対を表明。三期目を目指して立候補を表明している現職の大村秀章氏(58)の県政運営を批判し「大企業への投資や大型開発は中止を含め、見直していく。教育や福祉分野に予算を重点配分し、中小企業支援によって経済の活性化を図る」と強調した。

 

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