新入社員の声
編集職/取材
岐阜支社報道部
及川 凌Ryo Oikawa
これまでの仕事で、印象に残ったできごとを教えてください。
市の教育長から個人的に依頼を受け、山県市が取り組む教育事業を取材しました。新人なりに精一杯書いたところ、掲載日の朝にお礼のメールが届きました。「私がいくら叫んでも、及川記者のペンにはその数倍の威力があります。山県市の教育に花を添えてくれました」とあり、自分がしている仕事の重要さを実感しました。どんな小さな話題でも、価値あるものを見つければ文字に載せて多くの人々に伝えることができる。山県市の小さな小学校での授業でしたが、取材して良かったと心から思えたものの一つです。
中日で働く魅力を教えてください。
どの地域においても地方紙として、地域の細やかな出来事を大切にしつつ、大きな規模でナショナルニュースまで幅広く取材できることです。まさに草の根から世界まで。中日・東京新聞の紙面に共感できるのは、民主主義を守る姿勢の根拠が、地域に生きる人々の当たり前の日常を守ることにあるからだと感じています。配属された地域に根を下ろしながら、自分が今まで見たこともないような世界を取材することは、本当に楽しいです。
ある1日のスケジュールWork flow
9:00
出社。各紙をチェックしつつ、取材の準備をする。
10:00
手配に合わせて、警察署の啓発活動や小学校での催し物などを取材する。
12:00
昼食。時間に余裕がある時は、先輩や警察官に教えてもらった店を開拓する。
13:00
山県市役所でのイベントなどを取材。事件や事故が起きれば警察署へ。
16:00
支社で記事の執筆。個人的に進めている取材の準備も。
19:00
担当署を回りながら帰宅。柳ヶ瀬の居酒屋で焼酎を飲むことも多々。
キャリアパスCareer path
2023年4月 入社
社会課題に目を向け続けたいと、記者を志しました。学生時代から読んでいた東京新聞の紙面に憧れがあり、マスコミの中では中日の採用試験だけを受けました。長く生活してきた関東圏を飛び出すことになり、今までとは全く異なる舞台の幕が開いたような気持ちでした。
2023年6月 管理局
名古屋本社の社会部で実際に取材をして原稿を書きました。いらなくなった服を他人の服と交換するイベントには実際に参加して、体験談を書きました。記事のサイドには自分の写真も添えられて、少し気恥ずかしかったですが、良い思い出になっています。
2023年8月 岐阜支社報道部
岐阜市内の警察署と、隣接する山県市の警察署・市政を担当しています。事件事故の取材をベースに、市や地域のイベント、スポーツの大会なども幅広く取材します。バレーボールチームのJAぎふリオレーナも担当です。クラシック音楽が趣味なので、近隣のホールなどでコンサートを取材することもあります。
※所属は取材当時のものです。
休日の過ごし方Holiday
東京、名古屋に出向いて音楽仲間と練習をします。ヴィオラという楽器でクラシック音楽を演奏しています。練習時間が取れずに大変なときもありますが、大切な趣味なので続けています。会社近くの柳ヶ瀬や玉宮地区にはすてきな居酒屋が多く、同期と新しいお店を開拓するのも重要な楽しみです。
学生へのメッセージMessage
行動とタイミング、縁に運。最終的に就職する会社がどこになるかを左右する要素はいくつもありますが、目指す会社でやりたいこと、その会社でなければならないことを具体的にイメージすることが最後には重要です。そしてそれを具体的に、しっかりとイメージできる会社があるならば、きっとその会社に行くことになるでしょう。貴方にとってのその会社が、中日新聞であることを願っています。