堀越、４位に悔し涙　後半で上位についていけず

　「スタミナ、経験…。敗因を挙げればきりがない。悔しい」。陸上男子マラソン（視覚障害）で４位になった堀越信司（２８）はレース後、泣き崩れた。

　終盤までペースを抑え、上位勢が暑さで疲れてきたら追い上げる−。作戦通り、中盤すぎまで岡村正広（４６）と並走したが、岡村がスピードを上げると、ついていけなかった。

　２０１２年ロンドン・パラリンピックの５０００メートルは「これ以上ない走り」だったが、５位に終わった。マラソンは新たな可能性を求め、１４年１２月から取り組みだしたばかりだった。

　東京大会も当然出るつもりだ。「あと４年しかないけど、やるしかない」。世界との差を必死で埋めにかかる。

　（荘加卓嗣、伊藤隆平）

　【男子】▽マラソン（車いす）　（１）マルセル・フグ（スイス）１時間２６分１６秒（７）洞ノ上浩太（ヤフー）１時間３０分１１秒（１１）副島正純（ソシオＳＯＥＪＩＭＡ）１時間３０分１３秒（１２）山本浩之（Ｔｅａｍ　Ｈｅａｒｔ　Ｓｐａｃｅ）１時間３０分１４秒（１８）久保恒造（日立ソリューションズ）１時間４６分３１秒【女子】▽マラソン（車いす）　（１）鄒麗紅（中国）１時間３８分４４秒（４）土田和歌子（八千代工業）１時間３８分４５秒