ブラジルの英雄、メダル「9」 熱戦を数字で振り返る
盛り上がったリオデジャネイロ・パラリンピックを数字で振り返る。
【0】 日本は1964年東京大会でパラリンピックに初参加してから初めて、金メダルなしに終わった。ただ銀10、銅14のメダルを得て、総数は前回を8個上回った。
【4】 日本選手団で最多のメダルを獲得したのは、競泳男子で視覚障害クラスの木村敬一(東京ガス)。50メートル自由形と100メートルバタフライで銀、100メートル平泳ぎと100メートル自由形で銅に輝いた。
【9】 競泳男子で地元ブラジルのヒーロー、ダニエウ・ジアスが金メダル4個を含む今大会最多9個のメダルを手にした。金メダル数最多は競泳男子で視覚障害があるイハル・ボキ(ベラルーシ)で6冠を達成した。
【68】 日本選手団最年長、卓球女子の別所キミヱ(兵庫県障害者スポーツ交流館)は68歳で4度目の出場だった。目標だったメダル獲得はかなわなかったが、3大会連続の5位入賞を果たした。
【107】 中国が107個の金メダルを荒稼ぎ。前回ロンドン大会の95個からさらに増やした。英国が64個、ウクライナが41個で続いた。ロンドン大会は金36個で2番目に多かったロシアは組織的ドーピング問題で全面除外された。
【209】 今大会は209個もの世界新記録が生まれた。競泳が最も多い114個。次いで陸上が70個。パラリンピックの競技レベルがまだまだ大きく伸びる可能性を感じさせた。
【310】 パワーリフティング男子107キロ超級でシアマンド・ラハマン(イラン)が310キロの世界新を樹立。300キロは前人未到の領域だった。 (共同)