紙面から(パラリンピック)

木村、自己新でメドレー4位 競泳

男子200メートル個人メドレー決勝のレースを終え、笑顔の木村敬一=共同

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 競泳の木村敬一(26)は男子200メートル個人メドレー(視覚障害SM11)で4位。悲願の「金」と全5種目でのメダル獲得はならず、今大会の競技を終えた。

 これまで4種目に出場し銀2、銅2をつかみ取った木村。個人メドレーではメダルを逃したものの自己新を更新。「満足」と述べた。競泳界のエースとして金メダルへの期待という大きなプレッシャーの中で迎えたパラリンピック。「大会前の方が苦しかった。始まってからは振り切れた」と振り返る。

 この日のレースは「200メートルと思うと、きつすぎたので、50メートルが4本続くと考え方を切り替えた」という。日に日に疲れの色を深めていったが、「序盤にメダルが取れたので、後悔はしていない」と話した。

 2020年東京大会に向けては「明日の自分に聞いてみようかなと思う」。疲労がピークに達したことをうかがわせた。

 (荘加卓嗣)

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