柔道・正木、意地の銅

　【リオデジャネイロ＝本社取材団】リオデジャネイロ・パラリンピック第四日の十日、視覚障害者による柔道は男子１００キロ超級で二〇一二年ロンドン大会覇者の正木健人（２９）＝エイベックス＝が銅メダルを獲得した。

　陸上女子走り幅跳び（切断などＴ４２）の前川楓（かえで）（１８）＝津市出身、名古屋市中村区、チームＫＡＩＴＥＫＩ＝は四位。卓球女子で日本選手団最年長の別所キミヱ（６８）＝兵庫県障害者スポーツ交流館＝はシングルス（車いす５）準々決勝で敗退した。

　第五日の十一日はボッチャのチーム（脳性まひ）準決勝で日本がポルトガルに快勝し、〇八年北京大会の初出場以来初のメダルとなる銀以上を確定させた。決勝はタイ戦で、十二日午後七時半（日本時間十三日午前七時半）開始。

　車いすテニスは女子シングルスで選手団旗手の上地（かみじ）結衣（２２）＝エイベックス＝が準々決勝に進み、男子シングルス三連覇を目指す国枝慎吾（３２）＝千葉県柏市、ユニクロ＝も初戦を突破。

　陸上男子５０００メートル（車いす）で樋口政幸（３７）＝長野県安曇野市、プーマジャパン＝が四位と健闘。自転車女子タンデム３０００メートル個人追い抜き（視覚障害）の鹿沼由理恵（３５）＝東京都町田市、楽天ソシオビジネス＝は六位。競泳女子で金メダル十五個を持つ二大会ぶり出場の成田真由美（４６）＝川崎市多摩区、横浜サクラ＝は１００メートル平泳ぎ（運動機能障害ＳＢ４）の予選で敗退した。

　トライアスロン女子（運動機能障害ＰＴ２）で秦由加子（３５）＝千葉県市原市、マーズフラッグ・稲毛インター＝は六位だった。