紙面から(パラリンピック)

柔道女子、広瀬順が銅

 【リオデジャネイロ=本社取材団】リオデジャネイロ・パラリンピック第三日の九日、視覚障害者による柔道は女子57キロ級で初出場の広瀬順子(25)=伊藤忠丸紅鉄鋼=がスペイン選手との三位決定戦を制し、銅メダルに輝いた。二〇〇四年アテネ大会から採用された柔道女子で日本勢初の表彰台となった。

 二連覇を狙うゴールボール女子の日本は一次リーグで地元ブラジルを2−1で破って初勝利。日本選手団最年長の卓球女子シングルス(車いす5)の別所キミヱ(68)=兵庫県障害者スポーツ交流館=は準々決勝に進んだ。陸上女子走り幅跳び(切断などT44)の中西麻耶(31)=うちのう整形外科=は四位だった。

 第四日の十日は柔道で男子100キロ超級の前回王者の正木健人(29)=エイベックス=が初戦、二回戦ともに一本勝ちした。男子90キロ級の広瀬悠(37)=伊藤忠丸紅鉄鋼=は初戦で敗れ、敗者復活戦に回った。

 陸上の女子400メートル(車いすT52)決勝には木山由加(32)=エイベックス=が臨む。新採用のトライアスロンでは、男子で車いすの木村潤平(31)=東京都板橋区、NTT東日本=と、運動機能障害PT4の佐藤圭一(37)=名古屋市西区、エイベックス=がメダルを目指す。

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