紙面から(パラリンピック)

57キロ級の広瀬順子が銅 パラ五輪、柔道女子初

柔道女子57キロ級3位決定戦 スペイン選手(下)を攻める広瀬順子=9日、リオデジャネイロで(共同)

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 【リオデジャネイロ=本社取材団】リオデジャネイロ・パラリンピック第三日の九日、柔道は女子57キロ級の広瀬順子(25)=伊藤忠丸紅鉄鋼=が三位決定戦でスペイン選手を破り、銅メダルに輝いた。柔道女子が採用された二〇〇四年アテネ大会以来、日本勢のメダルは初めて。日本勢のメダルは銀一、銅三の計四個となった。

 男子73キロ級の北薗新光(25)=アルケア=は三位決定戦でドイツ選手に敗れ、五位だった。女子63キロ級の米田真由美(34)=三井住友海上あいおい生命=は初戦で敗れ、敗者復活戦でも競り負けた。

 競泳は男子50メートルバタフライ(運動機能障害S6)の小山恭輔(28)=日鉄住金P&E=が五位で、三大会連続メダルを逃した。女子100メートル背泳ぎ(視覚障害S11)の小野智華子(21)=あいおいニッセイ同和損保=は八位。

 前回覇者のゴールボール女子の日本は一次リーグで地元ブラジルを2−1で下し、今大会初勝利。車いすバスケットボール男子の日本はスペインに39−55で負け、一次リーグ二連敗を喫した。

 自転車男子3000メートル個人追い抜き(運動機能障害C3)の藤田征樹(31)=日立建機=は五位だった。

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