待ち焦がれた聖なる炎
パラリンピック開幕を前に、リオデジャネイロ市内で始まった聖火リレー=6日(田中久雄撮影) |
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【リオデジャネイロ=北島忠輔】南米初となるパラリンピックの開催を控えたリオデジャネイロに六日朝(日本時間夜)、聖火が到着した。七日夜(同八日朝)の開会式で、市中心部のマラカナン競技場の聖火台にともされる。
聖火到着の式典では、パラリンピック発祥の英国ストークマンデビルの火と、サンパウロなど国内五都市から「平等」「勇気」などのパラリンピックの理念を点字で刻んだ五つのトーチが集結した。
リオ市内へ出発し、六大会連続でパラリンピックに出場し、競泳で五つの金メダルを獲得した河合純一さん(41)=浜松市出身=もランナーとして参加。
聖火は一日に首都ブラジリアを出発。約二百五十キロを七百四十五人がつなぎ、リハビリセンターや視覚障害者施設などを回った。開会式後は、旧市街にあるカンデラリア教会の正面に設置された聖火台にも、点火される。