紙面から(パラリンピック)

入場券販売、一転好調に

 【リオデジャネイロ=共同】南米初開催のリオデジャネイロ・パラリンピックは二十八日で開幕まで十日となった。入場券販売の不振に懸念が広がっていたが、二十一日に閉幕した五輪の興奮を引き継ぐようにパラリンピックへの関心が高まってきた。

 大会組織委員会によると二十三、二十四日の二日間で合計二十八万枚近くの入場券が販売されるなど一気に売れ行きが伸び、総数二百五十万枚のうち八十万枚ほどが売れた。人気が高い競泳や車いすバスケットボールは五輪に迫る盛り上がりが期待される。

 開催国ブラジルはメダル獲得ランキングで過去最高となった前回ロンドン大会の七位を上回る五位以内を狙う。出場する約二百八十選手の大半が、サンパウロ市内に五月にオープンしたパラリンピック競技専用のトレーニングセンターで調整を進めている。

 聖火リレーは九月一日からブラジリアやサンパウロなど五都市を巡り、七日の開会式でリオデジャネイロ市中心部にあるマラカナン競技場の聖火台に点火される。

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