紙面から

有終の笑顔弾む 新女王3人、堂々の行進

リオデジャネイロ五輪の閉会式で、入場するレスリング女子日本代表の(左から)土性沙羅、登坂絵莉、吉田沙保里、川井梨紗子、渡利璃穏=共同

写真

 レスリング女子で誕生した3人の新女王が、閉会式で堂々と行進に加わった。華やかな照明の下で、53キロ級銀メダルの吉田沙保里を囲むように歩き、日の丸の小旗を手に笑顔を振りまいた。

 48キロ級を制した22歳、登坂絵莉(東新住建)は「五輪がどんな場所なのかを知ることができた。この経験を生かし、東京五輪での2連覇に向かって頑張る」と決意を口にした。

 「これからのレスリング界を私たち若手が引っ張る」と力強く宣言したのは、69キロ級で金メダルに輝いた21歳、土性沙羅(至学館大)。土性と同学年の川井梨紗子(同)も63キロ級で頂点に立ち「日本に帰ってさらに強い自分になる。また挑戦者として日々努力する」と話した。

 (鈴木智行)

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。