紙面から

吉田選手ら一夜明け会見 女子レスリング

 【リオデジャネイロ=植木創太】リオデジャネイロ五輪レスリング女子のメダリスト会見が十九日、現地であり、県内ゆかりの53キロ級銀メダルの吉田沙保里選手(33)=津市一志町出身=と、69キロ級金メダルの土性沙羅選手(21)=松阪市高町出身=が、試合を終えた感想や応援への感謝の言葉を口にした。

◆今後のことゆっくり 銀メダル吉田選手

銀メダル獲得から一夜明け、記者会見するレスリングの吉田選手=19日、リオデジャネイロで(共同)

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 −試合を終えての感想を改めて。

 昨日は、試合が終わって、すごくたくさん泣いて、皆さんに心配かけたが、一日たって、今は結構すっきりした。思い出すと悔しさが込み上がり、涙が出るが、時間がたてば大丈夫。また次に向かって頑張りたい。

 −金メダルの後輩たちに掛けたい言葉は。

 「本当に金メダルおめでとう」と伝えている。みんなが金メダルを取ってくれて、自分も金メダルをとったように、うれしく感じる。

 −負けた相手に感じたことは。

 四年前に勝っているが、(昨日は)本当に強かった。成長ぶりにびっくりした。お互い、絶対負けたくないと強い気持ちで、決勝を戦えてうれしく思う。

 −四年後は東京五輪だが。

 アテネ五輪の時には、連覇を目指して頑張ると言えたが、もう三十歳を超えた。これからは若い三人が東京五輪を目指して引っ張っるはずだ。目指したいという気持ちもあるが、今後のことはこれから、ゆっくり考える。

◆東京五輪連覇したい 金メダル土性選手

金メダル獲得から一夜明け、記者会見するレスリングの土性選手=19日、リオデジャネイロで(共同)

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 −試合を終えての感想を改めて。

 初めての五輪で、小さいころから夢だった金メダルをかけることができ、うれしい。自分だけの力じゃなくて、本当にたくさんの方に応援していただいて、声を掛けていただいたから取れた。本当に感謝している。

 −今したいことは。

 一番は買い物がしたい。日本で応援してくれていた友達、そして(松阪で待っている)お姉ちゃんと弟に会いたい。そして、チョコが食べたい。

 −メダル量産の至学館大の強さの秘密は。

 −スパーリングでも、絶対最後まで負けないって気持ちで、点を取りにいくようにしてきた。(それが最後の逆転劇に)つながったと思っている。

 −四年後は東京五輪だが。

 もちろん、連覇できるように頑張りたい。

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