紙面から

夜通し「ニッポン」コール 至学館大

金メダル獲得に沸く学生ら=18日、愛知県大府市の至学館大で

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 三人の金メダリストを輩出した愛知県大府市の至学館大では十七日深夜から十八日早朝にかけて応援会があり、学生や市民ら約四百人が快挙に沸いた。

 レスリング女子の代表は全六階級が同大の在学生と卒業生。決勝の一番手に登坂絵莉選手が登場すると「行け、行け」と大歓声。続く伊調馨選手が逆転で四連覇を決めると「ニッポン」コールが響いた。最後に土性沙羅選手が劣勢をはね返して勝利すると興奮は最高潮に。四年の石動愛恵さん(21)は「最後まであきらめずに全力で頑張る姿に感動した」と涙を流した。

 日本代表チームリーダーで同大レスリング部の栄和人監督の妻怜那さん(37)、レスリング部の寮母の前田寿美枝さん(57)も一緒に応援。手を合わせて試合中継を見守った怜那さんは「みんな金メダルを目標にしていたのでほっとした。(夫の)監督も幸せ者」とねぎらった。前田さんは「次の試合も選手を信じたい」と期待を寄せた。

 (石井宏昌)

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