紙面から

<サンバの鼓動> 「おもてなし」に期待の声

 競技取材と会場間の移動に追われ、ほとんどリオ気分を味わえない日々。せめて国際大会ならではのことをしようと、取材の合間に他国のメディアにつたない英語で話し掛け、息抜きの雑談を楽しんでいる。

 自分が日本人だと分かると話題は四年後の東京五輪になることも。ノルウェーのニュースアンカーの男性は「日本人はいろいろなことの計画や準備が得意だろう。われわれの仕事がしやすいよう、しっかりと頼むよ」と言い、スウェーデンのカメラマンは「リオのメディア食堂のメニューは毎日同じで飽き飽き。東京では日本食はもちろん、いろんな国の料理を用意してもらえそうだ」と笑顔を見せた。

 ほかにも「開会式では日本の歴史が分かるようなパフォーマンスが見たい」などという要望もあり、東京五輪に期待する声の多さに驚く。報道陣にとっても一大イベントであるオリンピック。別れのあいさつはもちろん「四年後に会いましょう!」。 (佐藤哲紀)

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