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吉田、伊調が4連覇へ意気込み レスリング

会見でガッツポーズする吉田沙保里(右)と伊調馨=中野祐紀撮影

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 五輪4連覇を目指す女子53キロ級の吉田沙保里と同58キロ級の伊調馨(ALSOK)が14日(日本時間15日)、メインプレスセンターで会見した。吉田は「4連覇して歴史を残したい」と笑顔で宣言した。

 2年前に父栄勝さんを亡くした吉田は「金メダルを父にささげたい」と語った。7月末に急逝した大相撲の元横綱千代の富士の先代九重親方とも親交があっただけに「(天国の)親方にも金メダルを見せたい」と話した。

 伊調は「沙保里さんとはずっと一緒にやってきた。4連覇の苦しみに挑戦できるのは2人しかいないので、ぜひ達成する」と言葉に力を込めた。

 女子はフリースタイルの6階級で代表6人は全員が至学館大(旧中京女大)の出身者か在学生で、11日にリオ入りして最終調整している。競技は17、18日に実施され、会見に同席した栄和人チームリーダーは「全員に金メダルを狙う力がある」と語った。 (中野祐紀)

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