紙面から

4強セブンズ 東海勢が奮闘

◆坂井選手「やればできる」

 四強入りの快進撃をみせたラグビー7人制男子の日本では、レメキ選手だけでなく坂井克行(豊田自動織機)、彦坂匡克(トヨタ自動車)、羽野一志(名古屋市西陵高出身、NTTコミュニケーションズ)といった愛知、三重両県ゆかりの選手が活躍し、出身地も称賛の声に包まれた。

 「メダルに届かなかったのは残念。でも、やればできるんだということを示せた」。三位をかけた南アフリカ戦に敗れた後、坂井選手は英国からトライを奪うなどした三日間の戦いを充実した表情で振り返った。

 三重県四日市市の坂井選手の母校四日市農芸高ではラグビー部員ら二百人が南ア戦をテレビ観戦した。長屋晃部長は校内の坂道でダッシュを繰り返していた坂井選手を回想。「初めから抜群の走力や大きな体があったわけではない。人一倍の努力で力をつけた」と感慨深げに話した。

 彦坂選手の出身地愛知県豊橋市では、小、中学生でプレーした豊橋ラグビースクールの関係者ら五十人が市役所に集まった。指導員中沢昌久さん(61)は「昔から上手で、性格も優しくてまじめ。幼い後輩らも大喜びで、良い刺激になる」とたたえた。

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。