紙面から

「いけー」岐阜で大声援

金藤選手の決勝を観戦し、金メダルに喜ぶ学生ら=12日午前、岐阜県瑞穂市の朝日大で

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 金藤選手が所属するスポーツクラブ「ぎふ瑞穂スポーツガーデン」の事務局がある岐阜県瑞穂市の朝日大では、学生ら約百五十人が決勝をテレビ観戦した。金メダル獲得が決まると、大歓声が上がった。

 学生たちは棒状の青いバルーンをたたいて声援。金藤選手が150メートルを一位でターンすると、「頑張れー」「いけー」という声はさらに大きくなった。そのままゴールすると、立ち上がってハイタッチしたり、抱き合ったりした。

 競技に専念できるよう生活をサポートしてきたスポーツガーデンの岸田美也子事務局長(52)は「うれしくて涙が出ました。決して若くない中、努力を続けて二十七歳までよく頑張った」とたたえた。

 金藤選手は広島県出身だが、東海大を卒業した二〇一一年、地元での国体開催を翌年に控えた岐阜県の水泳連盟関係者に誘われ、岐阜県体育協会入り。一四年から今のクラブに所属している。

 (高橋貴仁)

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