紙面から

サンバの国の熱戦へ胸躍る 開会式 水球・角野選手が行進

リオデジャネイロ五輪の開会式で入場行進する日本選手団=共同

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 【リオデジャネイロ=植木創太】当地で五日に開幕したリオデジャネイロ五輪。世界最大規模のサッカー専用競技場、マラカナン競技場であったサンバの国ならではのにぎやかな開会式には、水球男子の角野友紀選手(25)=四日市市出身=が三重ゆかりの選手でただ一人参加し、堂々と行進した。

 大会には三重ゆかり選手十二人が六競技に出場する。角野選手は旗手の右代啓祐選手(30)=陸上男子十種競技=に先導された選手団の後方で、日本、ブラジル両国の国旗を振り、時折周囲を眺めながら笑顔で歩いた。

 選手団主将で、レスリング女子フリースタイル53キロ級の吉田沙保里選手(33)=津市出身=は、日本国内で調整中のため不参加。開会については、日本オリンピック委員会(JOC)を通じ、「主将に選ばれたので、しっかり責任を持った行動をして、皆さんの見本になるように金メダル目指して頑張っていきたい」とコメントを寄せた。

「金メダル目指し」「前回より良い色」三重県ゆかりの選手コメント

 吉田沙保里(レスリング女子) 4回目のオリンピックということで今は4連覇できるように頑張っています。また、日本選手団の主将に選ばれたので、しっかり責任を持った行動をして、皆さんの見本になるように金メダル目指して頑張っていきたいと思います。これまで攻めるレスリングをずっと貫いてきたので、リオでもこの攻めるレスリングをして勝ちたいです。目標達成のために大事なことは最後まで諦めない気持ちだと思いますので、後は自分を信じて頑張るだけです。

 石川末広(マラソン男子) ロンドンオリンピックの男子マラソンでは中本(健太郎)選手が日本勢最高の6位だったので、その順位を上回れるような結果を出せるように頑張っていきます。いかにフレッシュな状態でスタートラインに立てるかだと思っているので、本番までの期間は特別なことをやるわけではなく、いつも通りの練習をやっていくつもりです。

 山口舞(バレーボール女子) いよいよオリンピックが始まるなという気持ちです。目標は前回銅メダルを取っているので、それ以上の成績を残すことです。

 宮下遥(バレーボール女子) オリンピックで良いチームになれるようにしっかり準備をしてきました。前回大会よりも良い色のメダルを取れるように頑張りたいです。

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