紙面から

熱狂の舞台 いよいよ 日本選手団140人行進

リオデジャネイロ五輪の開会式で、観客の声援を受け入場行進する日本選手団=5日(共同)

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 【リオデジャネイロ=本社五輪取材団】南米大陸に、スポーツの祭典が初上陸した。五日夜(日本時間六日朝)、開幕したリオデジャネイロ五輪。サンバやボサノバ、ブラジル発祥音楽のリズムが響く開会式は、熱狂に包まれた。日本選手団は日本とブラジルの小旗を両手に掲げ、意気揚々と行進した。

 日本選手団は百四番目に登場。「選手団の先頭に立って堂々とした歩きを見せられるように、しっかりと仕事をしたい」と語っていた旗手の陸上十種競技、右代(うしろ)啓祐選手(30)は、右手を振って先頭を歩いた。橋本聖子団長、山下泰裕副団長をはじめ、日の丸カラーの衣装を身に着けた約百四十人が続いた。

 卓球女子の伊藤美誠選手(15)=静岡県磐田市出身=は、福原愛選手(27)と隣り合って登場。他の選手らとスマートフォンで記念撮影するなどリラックスした表情を見せた。桜花学園高校(名古屋市)の出身者が多いバスケットボール女子は、高田真希(26)=愛知県豊橋市出身、渡嘉敷来夢(25)、三好南穂(22)の各選手らがそろって行進した。三好選手は「オリンピックというなかなか経験できない舞台に挑戦できるので、すごく楽しみ」と期待を膨らませた。

 三十二年ぶりの五輪出場となった水球は、角野友紀選手(25)=三重県四日市市出身、保田賢也選手(27)=富山市出身=の姿があった。保田選手は「水球がメジャー競技になるチャンスはオリンピックだと思う」と意気込む。

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