コソボ、南スーダンが初参加
開会式で入場行進するコソボ選手団=5日(共同) |
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【リオデジャネイロ=中野祐紀】リオデジャネイロ五輪には、二〇一二年のロンドン五輪以降に国内オリンピック委員会(NOC)が国際オリンピック委員会(IOC)に承認されたコソボと南スーダンも参加した。
コソボは〇八年にセルビアから独立宣言し、一四年にIOCが承認。リオには柔道、競泳など五種目に八選手を派遣した。旗手は、柔道女子52キロ級で一三、一四年の世界選手権を連覇した元女王で日本の中村美里選手(27)のライバルになるマイリンダ・ケルメンディ選手(25)。ロンドン五輪は母国での参加が認められず、パスポートを所有していたアルバニア代表として出場していた。
開会式でケルメンディ選手は、国土の形と六つの星が描かれた国旗をしっかりと掲げ、笑顔で行進した。
アフリカ中部で一一年に独立した南スーダンでは、今年七月から国内の派閥対立による戦闘が激化。日本の国際協力機構(JICA)などから渡航費の支援を受け、陸上の男女三選手が参加した。