紙面から

がんばれ!ニッポン スタンドや地元から声援

 【ブラジル北部マナウス=植木創太】リオデジャネイロ五輪のサッカー男子一次リーグで四日夜(日本時間五日午前)ナイジェリアとの初戦に臨んだ日本。アマゾン地域最大のサッカー場「アレーナ・アマゾニア」のスタンドでは、日本からはるばる訪れたファンや地元の日系人たちが青いユニホームに身を包んで応援に声をからした。

 四月から仕事でメキシコへ派遣されている父と訪れた羽山温音君(12)は、FWの浅野拓磨選手(21)らの大ファン。J1サンフレッチェ広島の練習場に見学へ行った際、所属していた浅野選手と話したことがあるといい、「久々にプレーを見られるのが、サッカー王国のブラジルでなんて感激」と興奮した様子。残念な結果には「悔しい。次こそは勝ち越しを決めるジャガーポーズを見たい」と話した。

 日本で十四歳のころから十五年間出稼ぎをした日系ブラジル人、ヒラタ・ツギオさん(39)=マナウス在住=の注目は、茨城に住んでいたころファンになったJ1鹿島アントラーズのDF植田直通選手。「良いプレーも多かった。次こそ勝利をつかんで」とエールを送った。ホームスタンドの一番前では、J1クラブのサポーターチームのメンバーらが日の丸を振った。広島サポーターの金子一平さん(19)は「会場の雰囲気は最高だったけど、悔しい結果。次戦は浅野のハットトリックで快勝してもらいたい」と話した。

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