紙面から

ナイジェリア、ぎりぎり到着

 【リオデジャネイロ=北島忠輔】日本と対戦したナイジェリアチームは四日午後(日本時間五日未明)、合宿地の米アトランタからチャーター機で開催地のマナウスに入った。試合開始六時間半前というぎりぎりの到着だったが、長旅の後の熱戦にスタンドからは歓声が寄せられた。

 ナイジェリアは、一九九六年のアトランタ五輪で金メダルを獲得した実績を誇る。今回の五輪予選でも、強豪ぞろいのアフリカで一位通過した。

 現地メディアなどによると、選手団は当初、七月二十九日に米国を出発する予定だったが、資金難のため航空機の料金を支払えないなど手配に手間取り、予定が二転三転したと伝えられた。

 ナイジェリアは石油輸出国機構(OPEC)に加盟する産油国。二〇一三年には国内総生産(GDP)が南アフリカを超えてアフリカ最大の経済国になったが、近年の原油安で経済は低迷する。また、国内ではイスラム過激派ボコ・ハラムが一四年四月に北東部の学校から二百人以上の女子生徒を拉致するなどテロ行為を繰り返し、政情不安も続いている。

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