紙面から

先陣の2人「気持ちで」 柔道、男子・高藤と女子・近藤

(上)練習する高藤直寿(左)、(下)練習の合間に明るい表情を見せる近藤亜美=いずれも隈崎稔樹撮影

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 【リオデジャネイロ=井上仁】柔道の日本代表は4日、リオ市内の日本選手団の支援施設ハイパフォーマンスサポート・センターで練習を行い、競技開始の6日に登場する男子60キロ級の高藤直寿(パーク24)と女子48キロ級の近藤亜美(三井住友海上)が、あらためて金メダルへの決意を示した。

 ともに世界選手権の優勝経験はあるが、五輪は初出場。高藤は「五輪はいつもの通過点の試合ではなく、最終目標。勝ちたい、金メダルを取りたいという気持ちだけ」と引き締まった表情で話し、日本男子の井上康生監督は「良い意味で緊張感を持ってやっている。彼らしい堂々とした試合をしてもらいたい」と期待を寄せた。

 近藤は減量が順調に進み、選手村での生活にも慣れて「今のところ楽しいです」と笑顔。練習では立ち技から寝技、関節技などの動きを入念に確認し、「先陣を切る責任は分かっている。48キロ級の誇りを持って、金メダルを目指して頑張る」と意気込んだ。

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