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近藤ら軽快に初練習 柔道

ランニングで汗を流す柔道女子の近藤亜美=リオデジャネイロで(隈崎稔樹撮影)

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 【リオデジャネイロ=井上仁】男女の軽量級5選手が1日、日本選手団の体調管理のためにリオ市内に設けられたハイパフォーマンスサポート・センターで練習した。周辺一帯が停電に見舞われ、薄暗い中での始動となったが、選手は気にするそぶりもなく黙々と汗を流した。

 第1陣の5人は同日朝にリオに到着。時差ぼけの調整や減量対策など、それぞれのテーマに合わせて約2時間、乱取りや体力トレーニングを行った。初日の6日に登場する男子60キロ級の高藤直寿(パーク24)と、女子48キロ級の近藤亜美(三井住友海上)は軽快な動きを見せ、女子52キロ級の中村美里(同)は得意の寝技を、女子57キロ級で連覇を狙う松本薫(ベネシード)は足技の動きを確認した。男子66キロ級の海老沼匡(パーク24)は長旅の疲れを感じさせない気迫で、いつも通り最後まで残って打ち込みをしていた。

 ロンドン五輪で金メダルなしだった男子はリオを雪辱の場と捉えてきたが、井上康生監督は「現地に着いたらリベンジよりも、選手たちとやっと最高の舞台で戦えるという気持ちになった」と気持ちの高ぶりを感じている様子。女子の南條充寿監督は「普段と違う環境だが、しっかり向き合って準備する。それができる選手たち」と話した。

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