2016年参院選 どんなだった?
7月21日は参院選の投票日。参院選では選挙区と比例代表に一票ずつ投票でき、選挙区と比例代表で別の意思を示すことができる。 2016年の参院選では、中部9県ではどんな意思が示されたのだろうか。本紙出口調査を交えて、選挙を振り返った。(中日プラス運営部)
2016年7月10日投開票された第24回参院選は、与党の自民党と公明党が議席を伸ばした。改憲に前向きな大阪維新の会、 日本のこころを大切にする党、同調する無所属議員を含めると改憲の発議に必要な3分の2以上を獲得した。衆参とも改憲を発議する要件が整った。投票率は選挙区54.7%、前回2013年を2.09ポイント上回ったが、1947年以降で過去4番目の低さだった。
また、公選法改正で選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられた初めての国政選挙だった。
有権者の支持政党と投票先
- 自民
- 民進
- 公明
- 共産
- 維新
- 社民
- 減税
- 無所属
- その他
- なし
※各棒グラフの並びは比率の多い順。「なし」は普段支持している政党が「なし」。
2016年参院選の本紙出口調査を元に、有権者の投票行動を分析した。3本の棒グラフは左から支持政党、選挙区の投票先、比例代表の投票先の比率となっている。棒グラフ間の帯は、選挙区への投票先・比例代表の投票先の変化を表している。
例えば、愛知選挙区の場合、支持政党を民進と回答した人は自民より少ないが(左棒グラフ)、選挙区への投票先では自民党や無党派層から票が流入し、自民を上回っている(中央棒グラフ)。比例代表の投票先では、再び自民党と回答した人が最多となっている(右棒グラフ)。
(記事、データは中日新聞から)