農山村に元気取り戻す 堂故さん2期目抱負
2019年7月22日
再選を果たし、記者の質問に答える堂故茂さん=富山市太郎丸本町の事務所で |
二十一日に投開票された参院選で再選を果たした堂故茂さんが、富山市の事務所で報道各社のインタビューに応じ、選挙戦を振り返るとともに二期目への抱負を語った。
−勝因は。
「(統一地方選と重なる)亥年(いどし)は選挙がやりにくい年といわれているが、県民の理解をもらい、当選できた。自民、公明両党を中心に衆院と参院の国会議員をはじめ首長など多くの皆さんの協力を得て選挙戦を進められた。その信用の力が県民に伝わった」
−二期目に取り組むことは。
「一期目の経験を土台に地に足の着いた地域づくりに取り組む。ここ数年、県の中山間地や農村を大事にする仕事をしている。それを基本に置きながら、産業全体が元気になるように新しいテクノロジーも導入する中で、地域が活性化するよう努めていく」
−具体的には。
「農山村を中心にもう一回元気を取り戻す。農業も林業も成長産業化できるチャンス。スマート農業や六次産業化、輸出なども大事な切り口だと思う。選挙期間中も訴えてきたが、来年から第四次産業革命の中の一つの切り札である第五世代(5G)移動通信システムがスタートする。これをどう生かすかが、地方の産業や暮らしにとっても大事。国の立場からしっかり後押ししていきたい」
−北陸新幹線の大阪延伸への思いは。
「全線開通することで雪に強い新幹線、北回り新幹線の効果が出る。プロジェクトチームの一員として、他の国会議員と連携して全力で取り組んでいく」
(山中正義)