第二十五回参院選は四日公示される。与野党七党と諸派・無所属の合計三百六十人超が立候補を準備。二十一日投開票に向け論戦が本格スタートする。二〇一七年十月に実施された衆院選以来の大型国政選挙となり、六年半続く安倍晋三首相（自民党総裁）の政権運営に国民が中間評価を下す

　参院定数は昨年の公選法改正で六増が決定。三年ごとの半数改選のため、今回選挙では三増となる。改選定数一二四（選挙区七四、比例代表五〇）の議席を奪い合う。

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　富山選挙区（改選数一）には、自民現職の堂故茂氏（６６）＝公明推薦＝と、野党統一候補で国民民主新人の西尾政英氏（５８）＝立憲民主、社民支持＝が立候補を表明しており、与野党一騎打ちとなる公算が大きい。

　二期目を目指す堂故氏は党副幹事長や文部科学政務官などを歴任した実績をアピール。氷見市長、県議を務めた知名度や強固な後援組織を生かし、地盤固めを進める。

　野党側は共産も新人を擁立していたが、国民新人で元衆院議員秘書の西尾氏を統一候補に決定した。二月の出馬表明後から街頭演説を精力的にこなし、無党派層への浸透を図る。

　比例代表には富山県関係で自民現職の山田俊男（７２）、維新元職の柴田巧（５８）、共産新人の青山了介（４４）の三氏が出馬予定。