• 中日新聞ウェブ
  • 中日新聞プラス

総合

全国で投票ミス相次ぐ 用紙誤交付や二重交付

2019年7月22日

 全国の参院選投票所では二十一日、選挙区と比例代表の投票用紙を逆に交付したり、投票用紙の二重交付といったミスが相次いだ。

 滋賀県野洲市では選挙区と比例代表の用紙を間違えて渡し、二十六人が投票した。公職選挙法の規定で無効票扱いとなる。市選管によると、市職員が投票用紙を交付する機械に、選挙区用と比例代表用の用紙を入れ間違えたのが原因という。投票開始の午前七時から三十五分間ミスに気付かず、二十七番目に投票しようとした男性が用紙の誤りを指摘した。市は後日、二十六人に謝罪するとしている。

 岐阜県中津川市でも、市北部体育館の投票所で有権者十二人に選挙区と比例代表の用紙を取り違えて渡すミスがあった。いずれも無効票となる。

 滋賀県日野町では、一人に比例代表の投票用紙を二枚交付した可能性があるという。町選管によると、町内の投票所で投票者数と投票用紙の残数を照合した際、比例代表の用紙が一枚少なかったという。

 三重県南伊勢町でも、大江公民館の投票所で選挙区の投票用紙を二重交付するミスがあった。町選管によると、一人に選挙区の投票用紙を二枚交付したとされる。

 愛知県豊川市では、すでに期日前投票を済ませていたが二十一日に投票所を訪れた男性に誤って投票用紙を交付し、選挙区で二重投票をさせた。市選管は県警に状況を説明した。

      ◇ 

 千葉市中央区選管は二十一日、市内の参院選投票所に設置した投票箱の南京錠が壊れ、午前七時の投票開始が約十分遅れたと発表した。約二十人が待っており、うち一人は投票せずに帰ったという。

主な政党の公約

新聞購読のご案内