• 中日新聞ウェブ
  • 中日新聞プラス

総合

特定枠で4人当選 自民、れい新

2019年7月22日

写真

 参院選比例代表で今回から導入され、優先的に当選できる「特定枠」は自民党二人、政治団体「れいわ新選組」の二人が当選した。得票順に当選が決まる非拘束名簿式の別枠として、候補者の得票数にかかわらず上位で扱われる。

 自民は「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区対象となり、選挙区に候補を出せなかった島根と徳島を地盤とする新人と現職、れいわは筋萎縮性側索硬化症(ALS)の新人らが当選した。

 <特定枠> 今回の参院選から導入された比例代表の優先枠。個人の得票順に当選が決まる非拘束名簿式とは別枠で、政党が当選させたい候補をあらかじめ指定し、得票数にかかわらず上位で扱われる。自民党が合区対象県の現職を救済するため新設を主導し改正公選法を昨年成立させた。特定枠候補者は個人としての選挙活動が禁じられ、特定枠候補者に投票した場合は政党や政治団体の得票とみなされる。今回は自民党、労働者党、れいわ新選組の計5人が利用した。

主な政党の公約

新聞購読のご案内