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総合

首相の遊説日程非公表は「妨害警戒」 萩生田氏

2019年7月10日

 自民党の萩生田光一幹事長代行は九日、参院選で安倍晋三首相(党総裁)の遊説日程を党ホームページで事前に公表していない理由について「あらかじめ公表すると、組織的に演説を妨害する人もいて、まじめに演説を聴きたくて集まった人たちに迷惑をかける」と説明した。党本部で記者団の質問に答えた。

 萩生田氏は、七日に東京・JR中野駅前で行われた首相遊説について、自民党候補が事前に告知したため「そういう方たちが大挙しておみえになり、会場が混沌(こんとん)として『話が聞けない』という苦情もあった」と指摘。「(首相を)批判する権利はあるのだろうが、演説会は候補者の政策を聴いてもらうためにやっている。選挙妨害と思われるような行動は厳に慎んでほしい」とも話した。

 首相の公務日程が直前まで決まらないとも説明し、「残念だが、この(ホームページで事前に公表しない)スタイルでしばらく続けてみたい」と理解を求めた。

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