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総合

比例に「特定枠」新設 政党が優先候補

2019年7月4日

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 参院議員の任期は六年。三年ごとに半数が改選され、任期途中の解散はない。有権者は選挙区と比例代表に一票ずつ投じる。昨年の公職選挙法改正に伴い、今回の改選数は選挙区で一増えて七十四、比例で二増えて五十の計百二十四議席。選挙後の定数は現行の二四二から二四五に増える。

 選挙区は、埼玉の改選数が三から四に増えた。前回から導入された「鳥取・島根」、「徳島・高知」の二合区を含め、改選数一の一人区は三十二。二人区は四府県、三人区は四道県、四人区は四府県で、東京都は六人区だ。有権者は候補者名を書いて投票し、得票順に当選者が決まる。

 比例では、有権者は政党・政治団体名か候補者名で投票、合計が各党・団体の得票となり、ドント式で議席が配分される。

 各党が優先的に当選させたい候補の順位をあらかじめ定める「特定枠」が新たに導入された。特定枠の候補は名簿登載順位に従って当選が決まり、個人名の得票は政党の得票と見なされる。それ以外の候補は非拘束名簿式の下、個人名での得票順に当選者が決まる。

 特定枠の候補はポスターの掲示や事務所の設置など個人としての選挙運動はできない。

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