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総合

「忖度」した・された 麻生氏、塚田氏応援で新潟入り

2019年7月4日

 安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元を結ぶ下関北九州道路の整備を巡る「忖度(そんたく)発言」で、国土交通副大臣を事実上更迭された自民党の塚田一郎氏(55)。忖度の相手とされた麻生氏が応援に駆け付け、新潟市のJR新潟駅前に立ち、支持を訴えた。

 定数減により二〇一六年から一人区になった新潟選挙区で、野党統一候補・打越さく良氏(51)と争う。麻生氏は「意見が違うのに、選挙のときだけ一緒にやるのはおかしい」と、野党共闘を厳しく批判した。

 首相や麻生氏の意向を「忖度しました」との四月の発言への批判がやまずに県連会長も辞任、街頭演説を控えて支援者への「おわび行脚」を続けていた塚田氏。麻生氏の隣に立って演説し「今般、皆さまにご心配をお掛けする事態になり、おわび申し上げる」と、神妙に語った。

 新潟選挙区には、政治団体「NHKから国民を守る党」の小島糾史氏(43)も立候補した。

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