• 中日新聞ウェブ
  • 中日新聞プラス

総合

「応援すれば予算付ける」「棄権者名張り出せ」 参院選巡り二階氏発言

2019年6月30日

 自民党の二階俊博幹事長は29日、徳島市での会合で「選挙を頑張ってくれたところに予算を付ける。休んでいるところは、予算は休ませてもらう」と述べた。会合には農業基盤を整備する土地改良事業の関係者が出席。同党の参院選候補者も参加した。政府の予算編成に対する与党の影響力を背景に、選挙で協力を要求した形だ。その上で「(応援を)やりましたよと胸を張って言えるようにすれば、要望に満額、お応えする」とも語った。二階氏は全国土地改良事業団体連合会会長を務める。

 また二階氏は29日、徳島県小松島市の会合で、低迷する参院選の投票率を巡り「投票に行かない人はだいたい決まっている。法律でも作って、選挙に行かなかった人の一覧表を張り出したらいい」と述べた。同時に「半分が投票に行かないのは、どうかしている。投票に参加しなければ、民主主義国家は成り立たない」と語った。

 参院選(選挙区)の投票率は、2013年が52.61%、16年が54.70%で、1947年の第1回以降で、それぞれ3番目と4番目に低い投票率だった。

主な政党の公約

新聞購読のご案内