私の一票<15>
2019年7月20日
町内会役員 玉置美久さん 72歳(湖西市)
◆外国人受け入れ 言葉の支援不十分
私が住む集合住宅は、五十七世帯中四十四世帯が外国人です。多くがここ二年ほどで引っ越してきたブラジル人で、日本語が話せない人ばかりです。言葉や習慣が違うため、コミュニケーションを取るのに一苦労。市に通訳者の派遣を頼んだこともありますが、いつもすぐに来てくれるわけではありません。外国人対応は自治体や住民任せ、ではなく、国として言葉の支援体制を整えてほしいです。
外国人の子どもたちが、学校でどう過ごしているのかも心配です。言葉が通じず孤立し、いじめられたという話も聞いたりします。周囲の子どもたちに国際理解を進めるような教育も必要だと感じます。
入管難民法が改正され、ますます外国人が増えると思いますが、今、単なる労働力として受け入れるのがいいのか。ともに暮らす体制を整えることが先だと思います。
(片山さゆみ)