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静岡

5候補者 政策アンケート<11> 最終盤へ 主張の柱は

2019年7月19日

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 十七日間の選挙戦も最終盤を迎えた。各候補が最も訴えたいことは何か。

 「安定した社会の継続」を掲げたのは自民現職の牧野京夫さん(60)。公示前にも、安倍首相が「悪夢」と繰り返す民主党政権を引き合いに、「政権を見極める選挙」と語っている。選挙戦を通じて訴えた防災の重要性にも触れた。

 立民新人の徳川家広さん(54)は中部電力浜岡原発(御前崎市)の廃炉を前面に出した。事故発生時のリスクを県内各地で訴え、「原発は一人の国会議員で止められる」とも発言。安倍政権の改憲案を“改変”と断じ、「柔軟に議論する」とした党の姿勢よりも護憲色が鮮明だ。

 国民現職の榛葉賀津也さん(52)は選挙戦で連呼した「家計の底上げ」に言及。子育てや年金を重要視し、党の公約と同様、児童手当の拡充や中低所得層の補助を解決策とする。お友達内閣と評され、森友・加計問題でも揺れた安倍政権に対抗し、「正直な政治、偏らない政治」を掲げた。

 共産新人の鈴木千佳さん(48)も安倍政権への対決姿勢を強調する。野党共闘が実現しなかった静岡選挙区だが、党が掲げる「市民と野党の共闘」を選挙戦を通じて主張し、街頭でも一貫して現政権を批判した。

 諸派新人の畑山浩一さん(49)は、契約者だけがNHKを視聴できるようにする「スクランブル制」の導入を訴えた。

 =終わり

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