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静岡

私の一票<8>

2019年7月12日

大学生 井上はるかさん 21歳(浜松市中区)

◆就職・労働 現場の実態を見て

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 「就職活動はヤバいぞ。大変だぞ」と先輩から言われたり、報道を見たりしていたので、危機感を持って一年生の三月から就活していました。景気が回復し売り手市場だといわれていますが、実際そんなことはないと感じました。友人が希望業種の内定を取るために苦労している姿を見て、会社が選んでいる現状は変わっていないと思います。

 仲間内でも、飲食や介護などの業種を希望する人は少ないです。残業が多くて大変な割に、賃金が低いというのが一番。飲食業の正社員が一生懸命働いても給料が少ないことなどは、この就活で知りました。

 こうした現場の実態を、政治家はしっかり見ていないのではと感じます。保育や介護の国の資格が必要な業種の賃金は、行政が責任を持って上げるべきです。現場を見て、国民の実生活を支える政策を展開してほしい。

(広田和也)

主な政党の公約

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