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静岡

5候補者 政策アンケート<5> 安倍政治 4人が否定的

2019年7月11日

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 二〇一二年に政権の座に返り咲き、この国のかじ取りをしてきた安倍晋三首相の政治手法をどうみるか。

 「早期の決断と行動重視」と高く評したのは自民現職の牧野京夫(たかお)さん(60)。防衛政策を一例に「日本の安全が脅かされる国際情勢の中で、平和安全法制を速やかに成立させた」と説明した。

 立民新人の徳川家広さん(54)は「厚顔無恥」と一刀両断。集団的自衛権の行使を容認し、改憲に向け主導する姿勢を「現行憲法の理念である平和主義や、個人の幸福追求を阻害する政策を推し進めている」と指摘した。

 国民現職の榛葉賀津也さん(52)は経済政策や政権運営に注文を付けた。「偏った政治」と断じ、「かつてないほどの格差社会の創出。お友達が優遇され、官僚までもが強い首相に忖度(そんたく)している」と訴えた。

 共産新人の鈴木千佳さん(48)は「ウソと欺瞞(ぎまん)の強権政治」と表現。森友・加計問題などを念頭に「都合が悪いことは隠蔽(いんぺい)。公文書の偽造などウソを重ね、強権と暴走を繰り返している」と切り捨てた。

 諸派新人の畑山浩一さん(49)は「当たらず障らず」と表現。「問題から逃げている気がする」と述べた。

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