社会の変化が激しいので、同世代の候補者なら価値観が似ているかなと応援したくなる。ただ、実際はそういう候補者が少ないので興味がわきにくく、結局は無難そうな人を選んでいる。子育ての悩みや苦労は男性には理解しづらい面が多々あると思うので女性議員がもっと増えてほしい。

　専門学校を卒業後、設計事務所を経て建築系の会社に就職した。残業が多く、子育てしながら働ける職場ではないので、二十五歳で結婚した際には辞めざるを得なかった。

　二人の娘は五歳と八歳。次女が認定こども園に入園した三年前から、地元の生花店で働いている。子どもの病気などで急に仕事を休みたい時には配慮してくれるので助かる。子どもがいる間は、育児に理解のある職場じゃないと働けないと思う。子育て中でもいろんな働き方を選べるような社会になってほしい。

（佐野周平）