私の一票<4>
2019年7月8日
会社員 道原健太さん 26歳(御前崎市)
◆原発 事故の恐怖身近に
原子力発電をなくすべきなのは当然のこと。3・11の福島第一原発事故で、そういう意識に変わった。それまで、原子力発電は危ないという認識がなかった。原発はデメリットの方が大きいと感じた。
僕の家から浜岡原発までは三キロあるかないか。事故は人ごとじゃなかった。今住んでいる家に住めなくなるのはすごくつらい。使用済み核燃料を何万年も安全に処理するのは無理だ。一人一人の積み重ねで原子力発電や、二酸化炭素を出す火力発電を減らせる。
廃炉にした場合に、原子力に代わる電力について具体的なビジョンがある候補者に最優先で投票する。解決が難しい問題だからこそ、ちゃんと考えていることが重要だ。
御前崎市民は原子力政策を重く捉えていると思う。原子力に関して市民が投じる一票は、ほかのまちの人より重いのではないか。
(河野貴子)