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静岡

実績、力量 熱く紹介 県内候補に応援続々

2019年7月8日

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牧野京夫さんの応援演説をする茂木敏充経済再生担当相=熱海市で

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 参院選は七日、公示から最初の日曜日となり、静岡選挙区(改選数二)に立候補した四人は県西部や東部でマイクを握った。十七日間の選挙戦の序盤、各党幹部らは続々、静岡入りし、自党の公認候補を紹介し、盛んに政治家としての力量や実績、可能性をアピールした。

 自民現職の牧野京夫(たかお)さん(60)が六日夜、熱海市内で開いた演説会。同じ竹下派に属する茂木敏充経済再生担当相や、阿達雅志国土交通大臣政務官が駆け付けた。茂木さんは「(牧野さんは)国交副大臣という要職にあり、熱海や静岡の発展のため、参議院の中でも中心になって活躍してほしい仲間だ」と紹介。阿達さんは「兄貴分に帰ってきてもらわないと、上司がいなくなってしまう」と語り、会場の笑いを誘った。

榛葉賀津也さんの応援演説をする初代タイガーマスクの佐山聡さん=静岡市清水区で

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 地元市長や町長の姿も多い。四日の出陣式で、静岡市の田辺信宏市長は「首長として一番、国政に求めたいのは政治の安定。それができるのは牧野候補しかいない」とたたえた。

徳川家広さんの応援演説をする長妻昭党代表代行(右)ら=JR沼津駅前で

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 立憲民主新人の徳川家広さん(54)のもとには、公示前から枝野幸男代表らが訪れている。枝野代表は六月二十八日、浜松市で「(政治経済)評論家をされていたので、私が言いたいことを私よりも分かりやすく話してくれる」と紹介。長妻昭代表代行も今月六日、JR沼津駅前で「翻訳本を何十冊も出され、経済のプロ」と評した。

 国民民主の玉木雄一郎代表は公示日の第一声の場に、現職の榛葉賀津也さん(52)の出陣式を選んだ。「榛葉さんはわが党、日本の政治に不可欠」と語った。

鈴木千佳さんの応援で演説する田村智子党副委員長=静岡市葵区で

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 静岡市清水区で六日夜にあった演説会では、意外な弁士も。榛葉さんがコミッショナーを務めるプロレス団体の主宰で初代タイガーマスクとして一世を風靡(ふうび)した佐山聡さんが登壇し、「われわれの団体は本物志向。榛葉さんも本物の政治家だ」と持ち上げた。

 共産新人の鈴木千佳さん(48)の応援には四日、田村智子副委員長が入った。「鈴木さんは青年時代から核兵器を無くしたいとの思いで運動に取り組んできた。地域の中で世の中を変えたいと地道に運動してきた人」と紹介した。

 静岡選挙区には諸派新人の畑山浩一さん(49)も出馬している。

(参院選取材班)

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