私の一票<2>
2019年7月6日
自営業 吉見雄一さん 46歳(浜松市西区)
◆どうなる改憲 野党は対案示して
大学で法律を学んでいたので、憲法を改正するかどうかは気になってきた。今回ほど改憲が現実味を帯びている選挙はないと思う。
今の憲法は、先の大戦の反省がよく表れている。前文では「恒久平和」をうたっているが、自民党の改正草案では大きく変わっている。九条も気掛かりだ。自衛隊が軍隊になって十八歳になる長男が徴兵されることにならないか不安だ。
ただ、ほとんどの野党はどんな憲法にしたいのかをちゃんと示していない。改憲に反対なら、きちんと対案を示してほしい。
十年前に脱サラし、県内外の企業などに経営コンサルティングをしている。周りの経営者たちには自民支持者が多いが、話してみると、改正草案を読んでいる人は少ないと感じる。
私は家族とも政治の話をする。この一票が憲法だけではなく、国のあり方を決めるかもしれないから。
(鈴木凜平)