七月四日公示が濃厚とされる参院選の静岡選挙区（改選数二）に出馬する立憲民主党の新人、徳川家広さん（５４）を支援する議員らは十二日、「超党派で徳川家広さんを応援する会」を発足した。

　発起人代表は、牧野聖修・元民主党衆院議員。四月の県議選で立民唯一の議席を得た杉山淳県議のほか、無所属の小長井由雄県議、静岡市議、議員ＯＢら計十八人でつくる。さらに複数の議員が合流する見込みで、六月中にも文化人らを加えた「総合選挙対策本部」を設置する。

　県庁で会見した牧野さんは「静岡には徳川さんだから応援するという人が結構多い」と述べた。徳川さんは「政治経験がほとんどない私を、そうそうたる面々がご指導、ご鞭撻（べんたつ）くださる。身も引き締まる思い」と話した。

　静岡選挙区には自民現職の牧野京夫さん（６０）、国民民主現職の榛葉賀津也さん（５２）、共産新人の鈴木千佳さん（４８）も立候補を表明している。

（広田和也）