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静岡

参院静岡 自民、2人目擁立見送り

2019年6月7日

 「七月四日公示、二十一日投開票」が濃厚とされる参院選・静岡選挙区(改選数二)で、自民党は六日、二人目の擁立見送りを決めた。自民、立憲民主、国民民主、共産四党の公認候補が二議席を争う構図が事実上、固まった。

 自民県連の上川陽子会長(衆院静岡1区)と竹内良訓幹事長(県議)ら役員は六日午後、党本部に二階俊博幹事長を訪ね、現職の牧野京夫氏以外の候補を立てない意向を伝えた。上川会長によると、二階幹事長は一本化を了承した。

 会談後、上川会長は報道陣に「いよいよ来月に迫っている。役員会や国会議員で議論をし(牧野氏)一本で進めていくという結論に至った」と説明。「(二階幹事長から)『しっかりと票を固めていくように』と力強いご指導をいただいた」と述べた。

 自民は昨年来、野党の票割れを見込んで議席独占を模索。五月下旬に立民も新人の擁立を決め、二階幹事長が三日の記者会見で「(静岡は)当然二人擁立すべきだ」と発言するなど待望論は根強かったが、共倒れのリスクもあり、賛否両論が続いていた。

(三宅千智)

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