「政策論争を」榛葉さんが決起大会
2019年6月2日
あいさつする連合静岡の中西清文会長(左)と榛葉賀津也さん=1日、静岡市葵区で |
今夏の参院選静岡選挙区(改選数二)に向け、国民民主党の現職、榛葉賀津也さん(52)は一日、静岡市葵区の公園に支援者数百人を集め、決起大会を開いた。静岡選挙区には自民や立憲民主、共産の四党が候補を擁立。立民は知名度の高い経済評論家、徳川家広さん(54)を五月二十八日に公認した直後だけに、一部に支持層が重なる榛葉さん陣営には危機感も強い。
榛葉さんはあいさつで、アベノミクスや十月の消費増税に伴って政府が導入する軽減税率の問題点を指摘し「税金を使う側ではなく、働いて払う側の政治をしよう」と強調した。ライバルとなる三人に感謝を述べる場面もあり、「庶民、働く者、納税者の代表は誰なのか、しっかり政策論争を」と呼び掛けた。
最大の支援組織、連合静岡からは中西清文会長と静岡地域協議会の岩崎真孝議長が壇上に立った。徳川さんの出馬に触れ、二人とも「今までになく厳しい選挙になる」と言及。中西会長は「連合静岡も全力を傾注して戦う」と述べ、すでに推薦を決めている榛葉さんの単独支援を強調した。
報道陣の取材に榛葉さんは「(徳川さんは)出ると思っていた。選挙戦が楽しみで仕方ない」と強気な姿勢を崩さなかった。
(岸友里)
参院選静岡選挙区・立候補予定者(改選数二)
榛葉賀津也 52 国現(3)
鈴木千佳 48 共新
徳川家広 54 立新
牧野京夫 60 自現(2)
※五十音順