• 中日新聞ウェブ
  • 中日新聞プラス

滋賀

投票率、10代は特に低く 草津駅前などで学生啓発

2019年7月18日

写真

 二十一日投開票の参院選を前に、県内五カ所のJR駅前で十七日、県選管が投票を促そうと一斉啓発を繰り広げた。学生の利用が多いJR南草津駅(草津市)では、県が委嘱する「青少年広報レンジャー」の学生ボランティアも参加し、通行人らに呼び掛けた。

 広報レンジャーの学生は「二十一日に参院選があります。投票に行きましょう」と通学者らに声を掛けた。参加した龍谷大三年の奥村巧太郎さん(20)は「友達の中には、選挙があること自体を知らない人が多い。投票権を捨てるのはもったいない」と話した。

 選挙権を持つ年齢が二〇一六年から十八歳以上にまで下がっても、県内の十八〜十九歳の投票率は伸び悩んでいるのが現状だ。県選管によると、一六年参院選が50・57%、一七年衆院選が44・78%、一八年知事選が27・63%で、いずれも全体の投票率を大きく下回っている。

駅の利用者に投票を呼び掛ける広報レンジャーの学生(中)ら=草津市のJR南草津駅で

写真

 滋賀選挙区(改選数一)の候補者らは、若年層の支持を集めようと奔走。写真共有アプリ「インスタグラム」のデザインを模した顔出しパネルを事務所前に設けて、高校生らに記念撮影してもらったり、フェイスブックやインスタグラムで政策を発信したりしている。

 (岡屋京佑、成田嵩憲)

主な政党の公約

新聞購読のご案内